取材協力:ノートルダム清心女子大学附属小学校 様
心の教育を実践されている岡山市の私立小学校
「ノートルダム清心女子大学附属小学校」様
平成24年1月から
机にワイルドフェルトキャップと、イスに家具のスベリ材キャップを
ご利用いただいております。
お使いいただいてから7ヶ月が過ぎ、
京嶋先生に現在のイスキャップの様子や
お悩みなどを伺ってきました。
鈴木:「本日はお忙しい中、取材を許可していただきましてありがとうございます。」
京嶋先生:「夏休み中で、プールに来た子たちが本を借りたり、読んだりしています。」
鈴木:「きれいな図書室ですね。明るくて気持ちがいいです。」
京嶋先生:「校舎を5年前(2007年)に建て替えました。
その時に図書室の床をPタイルからフローリングに変更しました。
木の床にキズが付かないよう初めは、イスの足裏にシール付きのフェルトを切り貼りして使っていました。けれども、ある時床のあちこちにキズを発見。どうしてもイスを揺らして座ってしまう子どもたちがいるものですから・・・。そこでキズ対策にイスキャップが必要になりました。イス足が角型で特注のため、なかなかサイズが合わなくて・・・。インターネットでずいぶん検索しました。」
鈴木:「見つけてくださってありがとうございます。 ところで、しっかりとした作りのイスですね。」
京嶋先生:「ええ。地元の業者さんの手作りです。低学年から高学年の子どもも座れる、ちょうど良い高さの心地よいイスなんですよ。」
京嶋先生:「イスキャップをつけたのでイスを引いたり、入れたりすることがとてもスムーズになりました。
ただ、ホコリがつきやすいが難点です。 ぬれ雑巾で拭き取るとすぐにきれいになりますが、なかなか行き届かないところもありますね。 」
鈴木:「フェルトなのでホコリはどうしても着きやすく、そこは改善が必要だと思っています。」
鈴木:「半年お使いいただいてますので、フェルトの減り具合も少し見せていただきます。
・・・やはりフェルトがすり減ってきていますね。イスの前側の方が少し減りが早いようですし、四角い足の角にあたる部分のゴムも弱くなっているようです。 飲食店や大人が使う施設とは違い、毎日子供たちが元気にイスを動かす場所だと、消耗も激しいんですね。」
京嶋先生:「ゴム部分に亀裂が入ってしまったものもあるんです。(写真)」
鈴木:「角に当たる部分への負担が大きくて、裂けそうになってますね。
あ!こちらは既に裂けるんですね。「家具のスベリ材キャップ」は丸脚、角脚ともに対応していますが、このイス脚のように長方形の場合は負荷がかかり過ぎるのかもしれません。ここは改善できるように商品開発を進めてまいります。」
京嶋先生:「このキャップを見つける前に、テニスボールをリサイクルしてイス足に付けている学校の様子を見学したこともあります。でもテニスボールって大きいじゃないですか。黄色いし、見栄えがどうにも良くなくて(笑)。
やっぱり子どものためということで、費用がかかってもこちらのキャップを選びました。
2・3階のホールにあるイスと机にも取り付けています。」
鈴木:「これだけイスと机の数があれば、取り付けが大変だったのではありませんか。」
京嶋先生:「6年生のボランティアたちが取り付けてくれました。大勢でわーっと来て、手分けしてパックから取り出し、イス足に付けてくれたので、とても助かりました。子どもたちは喜んでこういった作業をやってくれますね。 」
鈴木:「素敵な子どもたちですね。」
京嶋先生をはじめ、お会いさせていただいた先生、職員の方々がほんとうに子ども達のことを考えていらっしゃることがよくわかりました。
そして、学校でのイスキャップ使用については、もっと耐久性を高める必要があることもわかりました。
飲食店や介護施設などの取材では、フェルトの摩耗もあまり見られませんでしたが、今回はフェルトの摩耗に加えてゴム部分の劣化(亀裂)が進んでいるものもありました。学校向けに耐久性を高めたイスキャップが必要とされていることも、気付かせていただきました。
この記事が、多くの児童、生徒さんたちの学校生活の参考になりましたら幸いです。